我が家の果物の加工シリーズーその2ドライさくらんぼ
パン屋を掲げているので、パンのことを先にと思うのですが、
時期を逃すとできないので、サクランボの加工のことを。
先日のテレビで、「山形のさくらんぼは世界一」というコメントが出ていましたが、
北海道仁木町のさくらんぼだって本当においしいです。
さくらんぼはそのまま食べるのが一番といわれています。
がしかし、シーズン以外でも楽しめるように
パンなどに使えるよう加工の方法を模索しています。
さくらんぼについては、仁木に住むまでほとんど知らなかったのですが、
住み始めて15年ほどたち、少しですがわかることが増えてきました。
まずは品種の話を。
うちでは
・佐藤錦-早生のさくらんぼで有名な品種 淡い赤 ぷっくりした形と甘さが特徴
・紅秀峰-最近人気の品種 実は固めでこりこりして甘みも十分 佐藤錦の交配種
・紅佐藤-比較的濃い色で真ん中に筋が入っているのが特徴 佐藤錦の兄弟
・南陽-晩生のさくらんぼ 甘くて大きくて食べ応えがある 色はほかの品種に比べたら淡い
・水門-昔ながらのさくらんぼ 酸味がある ハート型 佐藤錦の交配種 小樽で発見された品種である
等を主に作っています。
ちなみに、佐藤錦を例にとって話をすると、佐藤錦の花に佐藤錦の花粉をつけても
佐藤錦の実にはならないのです。
そのために、交配種として上に書いてある、別の品種を植える必要があるわけです。
さくらんぼの木は同じ品種だけでなく、別の品種の木も近くに並べてあるわけです。
もし、果物狩りなどに行くときにはそんな所も見てみるといいかもしれませんね。
ジャムなどに加工する時は、ほかの果物でもそうですが、
酸味のある物が向いていると言われます。そのため、レモン果汁を追加したりしますよね。
加工には水門が最適。ということで、さくらんぼを取る所からはじめました。
昨年はとったさくらんぼを種と軸を取り、ただ干してみたのですが
味はいまいち。そのまま食べたときの
「あーおいしい!」
という感動はなく、何となく、ぼけた味になってしまうのです。
プルーン、りんごなどは加工しても色もよくおいしいのですが。
ということで、今年は干す前にもう一段階工程を増やしてみました。
1,洗ってよく水気を切る
2,種と軸を取る
3,グラニュー糖をかけて一晩おく。
4,乾燥機にかけて、干す。
酸味のあるさくらんぼということで、水門を使ってみました。
また、ちょっとだけできていたサミットというさくらんぼも干してみました。
干す前はこんな感じです。
出来上がってみると
やっぱり見た目がいまいちなのが、残念な所です。
ただ、味は昨年よりはおいしくできています。
ちょっと甘みが少なかったので、パールシュガーを加え、
ベーグルを作ってみました。
好評ではあったのですが、商品化にはまだ。
改良が必要そうです。
ということで、もう少し工程を増やしました。
3と4の行程の間に、さくらんぼの砂糖がとけるまで煮る。
というのを入れてみました。
干したのは10時間ほどです。
これが干す前。
これが干した後です。
前回より色もよく、味もよくなりました。
今度食パンか菓子パンに使ってみたいと思います。
突然、申し訳ありません。
まだ開店されていないのに申し訳ないのですが、食パンを1斤、売っていただくことは出来ますでしょうか。
さくらんぼも、1パック購入したいです。
子どものお弁当に、サンドイッチとサクランボを持たせたいので・・・。
近くですので、そちらまで買いに行きます。